職員インタビュー

近藤 裕孝 Nakano Hiroyuki

瀬古マザー園/介護職
入社3年目

自分の信念を持って、
みんなで「介護の質」を高める組織に。


介護職を選んで、「正解」だったと思います。

25歳のときに、営業職として勤めていた商社を辞めて介護の専門学校に通い始めました。
経済状況が不安定な社会で生きていくために「手に職」をつけよう、そして「人に優しい仕事」がしたいと思ったからです。就職先を選ぶにあたって重視したのは、通っていた学校とのつながりがあること、卒業生が多く就職していること、地域との交流があるという点でした。
学校からの実習を受け入れていたり、地域の方のために開かれるイベントなどがあると、常に外部からの目が入っているので信頼できる施設だと思いました。入職してもうすぐ3年になりますが、「手に職」という視点で介護職を選んだのは正解だったと感じています。
営業職時代は、売上に追われて数字だけを見て働かなければならないのがすごく窮屈でした。でも介護には正解が決まっていない分、考えるのは本当に大変ではありますが、目の前の利用者さんにとっての最善は何かを自分なりに考えて自由に動くことができます。それが僕に合っていたのかなと思いますね。

介護に携わる上で僕が一番大事にしていることは、「断らない」ということ。忙しいことは誰にでもありますが、どんなときもしっかり足を止めて話を聞くようにしています。忙しいからというこちら都合の理由で拒んでしまったら、手を貸してほしいと助けを求める利用者さんはどれほどつらい気持ちになるか…。想像してみてください。自分自身の力で動けなかったり、判断できないという不安の中で、やっと頼りにできる人が通りかかったんです。頼られるということは、利用者さんの精神的な拠り所となっている証だと思うので、いつでも利用者さんにとって安心できる生活の場を提供できる介護士でありたいと思います。


信念は、「利用者さん主体」の介護のために。

働く場所の選び方についてお話しましたが、結局はどこで働くかではなく、どんな介護をすべきかという軸を持って、自分で考えながら働くことが大切なんだと思います。介護士としてやるべきことは、どこの施設にいようと変わりません。利用者さん主体の介護を、どうまわりの職員と一緒になって高めていくか。誰か一人ではだめで、職員みんなが真剣に考えて実践し続けることでしか良い介護は生まれないと思うのです。利用者さんの尊厳を守り、常により良いケアを積み重ねていこうという気持ちを、全員共通で持っていること。その上で、自ら考え、利用者さん一人ひとりと向き合い、柔軟に対応すること。
介護の質が問われている時代だからこそ、そうした基礎となる考えをどれだけ本気で大切にできるかだと思います。

介護の学校で勉強してから現場に出る方、実務を重ねてから国家試験を受けて介護士になる方といますが、知識や技術を身につけた過程を問わず、誰もが「自分はこういう介護をしたい!」という信念を持っておくべきだと感じます。そうでなければ、まわりや世間に流されて利用者さんを第一に考えられなくなってしまうからです。信念を持つと言っても、それはあくまでも考えや行動の「軸」や「判断基準」とするものであって、「自分の言うことを聞かせる」といった押し付けの介護をするような固い頭を持つことではありません。
少しずつ経験を重ねてわかってくることもたくさんありますが、まずは自分の介護に対する考え(介護観)を持ってほしいと思います。