所長あいさつ 名古屋市読書バリアフリー推進計画について  所長 岩間康治  春の暖かさが感じられる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。  2021年10月号でお知らせしました「地域における読書バリアフリー体制強化事業」につきましては、名古屋市・当事者団体・公共図書館と連携しながら、当センターでも関連事業を進めてきました。  名古屋市において、本事業は令和6年4月より「名古屋市読書バリアフリー推進計画」(6か年計画)にしたがって事業が推進されることになりました。本計画に関連しての当施設の今後の計画をご紹介します。  今後の計画  @点訳・音訳・テキスト化のボランティア養成、及び貸出しを含めての図書館事業の強化  各ボランティアの養成講習の開催を継続するとともに、視覚障害当事者へ読みやすい・聞きやすい図書の作成のためのスキルアップ研修、ボランティア活動への支援強化を行います。  A読書環境整備連絡会の開催  視覚障害を始め、読書に困難のある方々の当事者団体、公共図書館、そして名古屋市と協力しながら、利用者ニーズに合わせた事業推進のための情報交換、連携強化を図ります。  B当事者がより良い読書を実現させるための環境づくりへの支援  「拡大読書器や音声ポータブルレコーダー」など日常生活用具の機器説明、パソコンやスマートフォンなどの環境設定・操作方法講習、点字触読学習会の運営などを通して、当事者が好きな環境で読書ができるようにサポート体制を充実させます。  この「読書バリアフリー推進計画」の実現を通して、障害当事者の読書環境をより良いものにして行くために引き続き尽力して参ります。ご支援ご協力の程、よろしくお願いします。 以上です。