所長あいさつ 「8月から名古屋市によるICTサポート事業を開始します」 所長 岩間康治  蒸し暑い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか?  5月21日に開催しました「名古屋ライトハウス用具展」へのご来場、まことにありがとうございました。来場者数は、視覚障害当事者・ご家族などの同行者、福祉・医療関係者などを含めると約800名の方にご来場いただきました。  来場者からは、「用具展を楽しみにしていた」「開催してくれて、ありがとう」「毎年開催してほしい」などの感想を頂き、用具展が我々視覚障害当事者にとって貴重な情報収集の場であることを改めて実感いたしました。  用具展での講演会の一つ、松本一寛氏(日本ライトハウス情報文化センター職員)から「生活を便利にする最新ICTお役立ち情報」をテーマにお話いただきました。  現在、『ICT』は視覚障害当事者にとって生活に欠かせないもののひとつになりつつあり、パソコン・スマホなど、あらゆるところで利用されています。ただ、画面が見えない・見えづらいため、使い方には工夫が必要となります。私自身もパソコンやスマホの初期設定、新しいアプリの操作方法など大変苦労しています。  以上のことから、当事者団体や当施設からの要望もあり、視覚障害者がデジタル化の流れに取り残されないようにと名古屋市が今年度より開始する「ICTサポート事業」を当施設が受託し8月からサービスを開始いたします。  サービス内容としては、担当職員がご自宅など(ご希望の場所)へ伺い、スマホやタブレット、パソコン、音声ポータブルレコーダーなどの初期設定やネットワークへの接続設定、操作方法の説明などを行います。  サービス地域は、名古屋市の事業のため市内に限ります。詳細につきましては、(03 お知らせコーナー 〈3〉ICTサポート事業を開始します!)をご覧ください。  昨年より施行された「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が、この地域の視覚障害者の生活に反映されるよう尽力していきます。引き続き、ご支援ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。