暦からひも解く温故知新 No.44 【8月・9月】  1903(明治36)年8月25日 長崎照義生誕  愛知県出身。幼少期に事故で視力が低下し、あはきの修行をしながら早大の通信講座で学びます。23〜24年にかけて、普通選挙運動の一環として点字投票有効運動に奔走。日本が世界発となる点字投票を実現させます。また、戦後の鍼灸存廃問題の解決にも注力、全日本鍼灸按マッサージ師会連盟2代目会長も歴任。80年に勲五等瑞宝章を受章します。81年3月25日死去。享年77。  1955(昭和30)年9月 全点協(全国盲学校生徒点字教科書問題改善促進協議会)運動開始  点字の高校普通教科書がほとんどなかった現状改善を、盲学校生徒が団結し国に要請する運動が起こりました。マスコミもこれを大きく取り上げるなど社会問題化し、小中学校と同様、高校の点字教科書も就学奨励費で支給されることとなりました。 以上です。