みよまい会の映画を鑑賞して ◆みよまい会の映画「プール」を鑑賞して 点字出版事業部 寺西美予  本誌8月号「みよまい会情報」に掲載の映画「プール」のリハーサルを8月18日に鑑賞しました。  この作品はタイ第2の都市チェンマイが舞台になっており、日本とチェンマイで離れて暮らしている母と娘さよの絆がテーマになっています。  さよの母が働いているゲストハウスが映画の中心になっています。  この家はバナナの木に囲まれた中にあり、共用リビングにはソファーや家電があるものの、屋根と柱のみの作りとの解説を聞き、日本ではありえないスタイルに少し困惑してしまいます。とはいえ、朝の風景は鳥のさえずり、夕食は虫たちの声に囲まれた様子を聞き、いつか私もこの地を訪れてみたいと興味が湧いてきました。  敷地内の一角には小さなプールがあり、冷たい水に足を浸しながらさよのわだかまりは少しずつ解れていきます。プールサイドで母のギターに合わせてさよとビー(同居しているタイの男の子)の3人で歌うシーンには、胸がきゅんとなります。  真夏の1日にピッタリな作品でした。 手作りの解説は、スクリーンの横で前半と後半を二人で担当して、マイクを通して部屋全体に流れていました。リハーサルを迎えるまでには文書作りの検討会を何度も行っzておられます。服装を説明すべき、もっと詳細な説明が必要など、たまには意見が分かれることもあるそうです。  終演後会場内で観客とみよまい会のメンバーとで交流会もありました。内容の感想の他、解説文で分かりづらかった部分や音量の調節など、今後に向けて取り組まれる課題について話し合いました。作品はシネマデイジー化されるそうです。  偶数月の第3日曜日には毎回いろいろな映画を上映しています。皆さんのご来館を心よりお待ちしています。