所長あいさつ 医療機関との連携による中間型アウトリーチについて 所長 岩間康治  春の暖かさが感じられる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。  今回、ここ数年当施設が力を入れています『中間型アウトリーチ』についてご紹介いたします。  月2回程、私や歩行訓練士職員が眼科医療機関へ出かけ、ロービジョン外来の中で患者さんや医療関係者への情報提供や相談対応などを行っております。  目の三大疾患、緑内障・糖尿病網膜症・網膜色素変性症を中心に他にも回復が難しい病気により、見えない・見えづらくなる患者さんがいらっしゃいます。このような患者さんへ、検査・治療・診察を続けながら、福祉サービスを活用していただけるよう情報をお届けしております。  便利グッズ、日常生活用具・補装具などを持参し、実際、手に触れて確認していただいたり、安心・安全に移動するための歩行相談、障害年金や福祉サービスなど様々な制度の情報提供を行っております。  私自身、医師からの失明の宣告時にはかなり落ち込み、また、相談機関などにたどり着くまで半年から一年と時間がかかり、不安な日々を過ごしたことを今でも覚えています。  この経験を活かし、患者さんの不安を少しでも和らげることはできないかと、こちらから眼科医療機関へ訪問する『中間型アウトリーチ』に取り組んでおります。  通常、医師や視能訓練士など医療関係者から相談機関を紹介された患者さんは、自らの足で当施設など相談機関を訪れることになります。それに対して、『中間型アウトリーチ』のメリットは、福祉機関が眼科医療機関を訪問するため、直に患者さんにお会いして相談を受けられること、相談の場が医療機関であることから、比較的早く安心して福祉情報にたどり着けることです。  今後も定期的に通院されている方々・他の医療機関へも重要な情報・新しい情報をお伝えし、医療機関との連携強化に努めてまいりたいと考えております。 以上です。