所長あいさつ テキスト化サービスについて  所長 岩間康治  秋風が吹き渡る季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今回は、点訳・音訳と同じく重要な位置づけであるテキスト化サービスについてお知らせいたします。  このテキスト化サービスは、2009年に入職しました音訳担当職員と当時の施設長の思いから開始しました。0からのスタートのため、その職員が独学で研究を進め、試行錯誤を重ねノウハウを作りました。協力いただけるボランティアさんを募り、学んでいただきながら利用者サービスを始めました。  テキスト化のメリットは、点訳・音訳に比べ比較的短い期間で製作ができること、使い慣れた端末(パソコン・スマホ・タブレットなど)で確認できること、ロービジョンの方(弱視者)にとっては好みの文字の大きさや見やすい色へ変更することができることなどです。  デメリットとしては、テキストデータを合成音声で読み上げさせると固有名詞などの漢字の読み間違いがあること、ボランティアさんの肉声に比べ発音等聞きづらい部分があることなどです。  利用者さんからは、専門書のテキスト化製作、特に学生さんの教科書・副読本、資格取得の参考書などの依頼が多くあります。短期間で作成しなければならないものが多く、大変喜んでいただいております。  2019年に読書バリアフリー法が成立・施行され、当事者団体や当施設からのお願いもあり2021年から名古屋市として視覚障害者を始め、発達障害・肢体障害者にもサービスが提供できるように事業化していただきました。  現在、点訳・音訳・テキスト化のそれぞれのボランティア養成研修・フォローアップ研修・技術向上のための勉強会などを継続的に開催しております。  今後も点訳・音訳に加え、テキスト化、そして、テキストデイジー・マルチメディアデイジーなど、お一人お一人の読書環境に合ったサービスを進めて行きたいと考えております。 以上です。