アイのかけはし vol.24ainokakehashi
『地域とのかけはし ~学校でこんなことをしてきました~』第3弾
「アイのかけはしvol.24」は、当事者の方が小学校などで行っている講習会での取り組みをインタビュー形式でお届けする「地域とのかけはし~学校でこんなことをしてきました~」の第3回目です。
【マザー園】高田映子さん 76才女性
32才で網膜剥離が原因で全盲となられた高田映子さん。そのご経験を講師として初めて取り組みました。
Q.講師の取組みについて教えてください
守山区内の中学校で、200人余りの生徒さんの前で話をしました。
Q.どんなお話をされますか?
健常者から視覚障がい者になって人生が一変した事を話しました。また自立するためのマッサージ師の資格を取ったり、日常生活の訓練をしたりなど、色々困難な道をわたってなんとか今生活しています、といった話を話しました。
Q.話をするときの工夫や伝えたいことなどありますか?
若い人とあまり話をしたことがないから(笑)。
どのように話をしたらいいか迷いました。またマイクでしゃべることも慣れていないから、マイクを通してきちんと聞こえるように気をつけました。
Q.この活動のきっかけは何ですか?
きっかけは職員さんからの依頼でした。はじめは非常に不安で辞退したかった(笑)
Q.やってみて実際どうでしたか
当日はすごく緊張した(笑)。皆さんに視覚障がい者のことを少しでも理解してもらえるよう、自分なりに話すことができてよかったです。会場では熱心にメモを取って話をきいてくれている人や、アンケートに書いてある言葉を聞いて私自身が励まされました。
Q.今後も、この活動を続けていきたいと思いますか?
このような活動は続けていってもらえたらいいと思います。色々な障害や感じ方もあるので、いろんな方に話してもらうといいと思います。
Q.今後も講師をされるなら、どこで話をしたいですか?
場所はどこでもいいですけど・・
あんまり広くないところがいいよね(笑)緊張するから(笑)
聞いてもらう人の年代や、障害の症状に合った人に聞いてもらいたいですね。
Q.講演を聞かれた方の印象深い感想はありましたか?
「突然に障がい者になり、お母さんも亡くなって。私だったらサークルや盲学校などその一歩を踏み出せないと思いました。」「目が見えないから分かる何かがあるのではないかと話を聞いて思いました。」「話を聞いて心に残ったことがたくさんあります。少しだけでも障害を持っていらっしゃる方々への思いが変わったと思います。」「障害があると不便で、他人事のように感じてましたが、話を聞いて共感できる所もありました。人は考え方や感じ方、体の事などさまざまな違いがあるけれど、それぞれを理解し思いやりを持って生活していくことが大切だと思いました。」
など生徒さんからお話をお聞きしました。
【明和寮】山本佐智子さん 52才女性
山本さんは昨年に引き続いて、東海小学校でお話をされています。
小学生の方に少しでも車イスでの生活を知ってもらおうと講演されました。
Q.どこでどういった方に対してお話、講演をされましたか?
東海小学校5年生の生徒31名にお話をしてきました。
Q.どんな話をしてきたんですか?
普段の日常生活のことや仕事の話をしました。
Q.話をする時に何か気を付けたことや特に伝えたかったことはありますか?
わかりやすくしゃべることに気をつけました。伝えたかったことは「みんな同じだよ」と言うことをみんなに伝えたかった。
Q.そもそも、この活動を始めたきっかけってあるんですか?
施設の職員に「行ってもらえませんか」とお願いをされたことがきっかけです。
Q.やってみて実際どうでしたか
子供たちは正座をして車イス体験をしてもらいましたが、生徒と一緒に遊んだ「ボッチャ風のゲーム」はとても楽しかった。
Q.今後も、この活動を続けていきたいと思いますか?
分かりません(笑)
Q.もし、どこでも講演できるとしたら、どこでしたいですか?
どこでもいいよ(笑)
Q.ぶっちゃけ、お金とかってもらえたりするんですか?(笑)
もらってません。これも仕事のうち。