アイのかけはし

アイのかけはし vol.77ai

新しいグループホーム「みらいと田辺通」のご紹介!!


「みらいと田辺通」ってどんなところ?


みらいと田辺通は令和4年11月に開所された6名定員のグループホームです。名古屋ライトハウスでは初めての第1号です。
今回は「みらいと」の名づけ親の小宮山さんに、「みらいと田辺通」がどんなところなのかインタビューしていただきました。
管理者の江嵜さんと、グループホームの設立に関わった委員会を代表して長尾さんへのインタビューをご覧ください。


2階建てのグループホームの写真

グループホームの外観


近藤理事長がみらいと田辺通と書かれた看板

近藤理事長書による看板


近藤理事長と小宮山さんの写真

近藤理事長と小宮山さん


みらいと田辺通ができるまで…


小宮山さん
それでは早速、お二人にインタビューしていきます。よろしくお願いします。
では、はじめにみらいと田辺通の成り立ちについて教えてください。

長尾さん
グループホームを始めると決まる前に、地域のニーズを探っていきました。
すると地域住民や近隣の大学生と障害を越えて過ごせる居場所があると良いのではと委員会で意見が出ました。
それを実現させるためには、地域活動支援や就労継続支援として運営するのはどうかという話が出ていました。
実際には様々な制約があり、実現は難しい状況がありましたが…

江嵜さん
現実的なところで、名古屋ライトハウスでは利用者の同居家族の高齢化により、将来の暮らす場がどうしたらよいかという課題が年々高まっていました。
暮らす場の選択肢としては、今までも名古屋ライトハウスには入所施設や福祉ホームがありましたが、グループホームはありませんでした。
幅広いニーズに応えるために、暮らす場の選択肢を広げようと、グループホームの設立が決まりました。

長尾さん
グループホームに決まりましたが、玄関の広い土間には机やイス、ホワイトボードが設置され、
グループホームであっても地域の方との交流の場にもなればという思いが込められて設計されています。
他にも、名古屋ライトハウス初のグループホームということで、ライトハウスらしさということで、
視覚障害の方が居室と廊下の違いが分かりやすいように材質を変えています。
また、居室空間も広くしたいという想いから、部屋数を減らして一人一人の居室が最大限広くなるように設計されています。


玄関の土間と本棚の写真

玄関には広い土間と本棚を設置


居室内の写真

明るくてきれいな居室


居室と廊下の境目の写真

居室内と廊下の床材の質感には違いがあります


始まったばかりの生活の様子


小宮山さん
本当に広い居室で驚きました。電子ピアノを持ち込んでいる方もいらっしゃいましたね。
一軒家をリフォームされたのもあってか、アットホームな雰囲気もいいですね。
ここだと今までのご本人の生活リズムや習慣を変えずに同じような生活が送れそうですね。

江嵜さん
設備的にもトイレが3つあり、お風呂と洗濯機、冷蔵庫も各2か所あって充実しています。
ご本人のペースで生活ができると、時には譲り合えるゆとりある生活ができますよね。

小宮山さん
食事にもこだわりがありそうですね。

江嵜
食器は陶器の家庭的なものを使い、キッチンで調理した温かい食事を提供しています。
食材は配達サービスを利用していますが、まだ業者のお試し期間中です。


ソファーとテレビのあるリビングの写真

ソファーとテレビのあるリビング


家庭的なダイニングキッチンの写真

ダイニングは家庭的な雰囲気


スタッフによる手作りの夕食の写真

夕食はスタッフによる手作り!


これからの展望など


小宮山さん
11月にオープンしたばかりで色々とまだ作っている途中ですね。
グループホームについて、今後の展望はありますか?

江嵜さん
できればみらいと田辺通だけでなく、名古屋ライトハウスの各拠点の近くに他のみらいとができるといいと思っています。
みらいと田辺通では、法人内で就労している男性が入所されています。
今後は就労していなくても、例えば車いすを利用される方でも、入居できる「みらいと」が増えていってほしいです。

長尾さん
最後に話が変わりますが、「みらいと」の名前ができた時のエピソードがありまして。
法人で新しいグループホームの名前の募集があり、私が「ミニライト」ってかわいいな名前だなと考えていたんです。
それで小宮山さんと職場で話をしていたら、「みらいと」ですか?と聞き返されて・・・
その時に、あれ?「ミニライト」よりも絶対に「みらいと」の方がいいなと思いました(笑)

小宮山さん
私は何が良いかなとずっと考えていたんです。
『みらいと』いいなぁと思っていたら、長尾さんが同じ名前を言っているから、すごい偶然と思ったら、違ってました(笑)

「みらいと」は、『未来』と『ライトハウス』を合わせて作った言葉です。
以前、あるご利用者のご家族が、「うちの子の将来のことが心配だから、グループホームをぜひ作ってほしい」という話を伺っておりました。
法人にその声をお伝えしたものの、その当時は、法人内にはグループホームがなく、将来出来るといいなぁと思っていました。
法人内にグループホームが出来るとき、ご家族の言葉を思い出しました。
名前も『みらいと』に決まり、今後も未来につながる支援を続けていきたいなと思っています。


まとめ


今回はみらいと田辺通の成り立ちから現在の様子、今後の展望についてエピソードを交えて話を聞いていきました。
地域住民との交流スペースがあったり、設備が充実していたり、ご飯はおいしそうだったりと、みらいと田辺通の魅力を色々と発見できました!
様々なところに入居される方への配慮と思いやりに溢れていますね!

以上でみらいと田辺通の紹介を終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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