アイのかけはし

アイのかけはし vol.100ai

祝 100号なのだ!


創刊号の表紙写真

1997年の創刊号


法人本部 多賀元宏 (平成10年4月入社)

創刊号

法人本部の書庫を引っかき回して、「アイのかけはし」バックナンバーを引っ張り出してきた。


創刊号は、法人創立50周年を迎えた翌年、平成9年(1997年)4月に発行されました。当時の岩山理事長が巻頭言を書いている。

「このささやかな機関紙を通して私たちは名古屋ライトハウスのありのままの姿をできるかぎり正確に、且つ速やかに皆様方にお伝えし、ご理解を深めて頂けるよう努力いたしたいと願っております。」

巻末のあとがきには、アイのかけはしの名称について書かれている。

「広報紙名には名古屋ライトハウスに相応しい名前を・・・ということで職員及び利用者から募りましたところ、機知に富んだ百余点の応募がありました。その中から社会福祉施設の広報紙は掛け橋の役目を果たしていくことが重要であるとして「かけはし」がよいということになりました。名古屋ライトハウスが視覚障害者への慈愛をもって自ら行動することを理念としてきたことにあやかって、「愛」のアイ、私は率先して行動する「私は」のアイ、そして「眼(まなこ)」のアイを冠して「アイのかけはし」としました。」


あれから27年が経過し、創立80周年が近づいてきている。
姿や形は変われど、アイのかけはしへの私たちの想いは変わってないな、ちゃんと継承できてるな、と確信している。

27年は私のライトハウス歴とほぼ同じ。私もかつて編集委員を担っていた。

創刊号から順にページをめくると、個人的にも職員や利用者の懐かしい方々の名前や写真が並ぶ。中には故人になってしまった方もいて、確実な年数の経過が感じられた。

年に幾度か

創刊号でアイのかけはしは「年に幾度か発行する」とされ、当初、4月、8月、1月の年3回発行を目指したと思われる。

平成9年8月には第2号が、平成10年1月には第3号が順調に発行されたが、第4号で早くもペースが乱れ、平成11年8月になってしまっている。

これが、実に名古屋ライトハウスらしい、と感じる。

皆、本業で忙しいのだ。笑


平成14年8月に第10号を発行し、その後しばらく間が空く。

創刊の想いを遂げるために、休刊が続いていることを誰かが問題にしなかったのだろうか。

しかし、声を挙げたその人にお鉢が回ってくるのが名古屋ライトハウス。

皆、本業で忙しいのだ。


空白期間は9年近くになり、平成23年(2011年)4月に第11号が発行される。

戸田川グリーンヴィレッジが開所し、名古屋市から就労継続B型の緑風の譲渡を受けた記念すべきタイミング。
ここを逃したら、もう機関紙を名乗るのは許されない。
法人本部にいた私は、タイトルも変えず、ナンバリングも継続し、特に釈明もせずサラッと復刊した。

同時に、年にせめて2回の発行ペースを何とか維持したいと心に誓った。

ウェブ版「アイのかけはし」にリニューアル

やがて、

平成30年(2018年)6月、名古屋ライトハウスの公式ウェブサイトを刷新したことを機に、
スピード重視、紙面での発行は止めて、短い内容でも毎月欠かさず更新をして、名古屋ライトハウスの「今」が伝えられるようにと
ウェブ版「アイのかけはし」がスタートした。

毎月1日には新記事をあげる! これが目標。

各施設からの代表で組織する「広報委員会」が組織され、
毎月の会議で各回の記事のテーマを決め、持ち回りで記事を執筆し、委員が自らウェブサイトに記事をアップしている。

利用者も、関係機関も、就職を考えている方も、そして現に働く職員も、
様々な方々の眼に止まるようにテーマを工夫している。

以来6年半、目標通りに毎月記事をアップし、今回で第100号に達することができた。

継続は力なり。を肌で感じている。

皆、本業で忙しいにもかかわらず、毎月の会議そして担当記事の執筆掲載を重ねてくれたおかげだ。

名古屋ライトハウスが何かから抜け出ることができた瞬間かもしれない。


次回、2025年 新年 第101号に続く。今後もご愛顧の程。


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