アイのかけはし vol.102ai
他業種から福祉の世界へ~転職組へのインタビュー~
実は名古屋ライトハウスでは入職する前は他業種で仕事をしていました!という職員さんがたくさんいます。
そこで今回は、そんな他業種から福祉職へ転職してきた職員、つまり『転職組』にインタビューをしてみました。
今回は名古屋ライトハウスの拠点の一つ、瀬古マザー園の盲養護老人ホームで生活支援員として勤めているKさんへお話しを伺いました。
なぜ福祉職を選んだのか。そして実際に働いてみてどう思ったか、率直な意見を聞いてみましたのでご紹介します。
なぜ転職をしたいと思いましたか?
年齢を重ね、社会と自分自身との関わり合いについて深く考えるようになったことがきっかけです。少し大袈裟かも知れませんが今までの自分の人生を振り返り、これからは誰かのために直接的に役に立てるような仕事や職種に就きたいと思うようになり転職を決意しました。
以前から福祉業界に興味はありましたか?
正直、10代、20代の頃は全くありませんでしたが、歳を重ねる内に段々と福祉の世界に関心を抱くようになりました。ふと自分の周りに目をやると、近しい友人や知人が福祉業界に携わっていて、そういった周囲からの影響も福祉の世界に興味を抱くようになった理由だと思います。
あなたにとって福祉のイメージとは?
転職前は、「介護」というような、漠然とした言葉のイメージだけがありました。ただ、実際には私にとって物凄く身近な分野で、その人がその人らしい生活を送る上でなくてはならないものであると考えるようになりました。
実際に働いてみてどうでしたか
利用者の方々と関わり合い、心から笑い合えることは、私自身のやり甲斐と喜びとなっています。ただ、その方の歩んできた生い立ちや生活背景も一人ひとり異なり、視覚障がいと言っても症状は人によって様々です。日々、変わる現場の状況においても、対応や判断に戸惑う場面もあり、本当の支援とは何かといった難しさも同時に痛感しています。対応に困ってしまうような場面では先輩職員の皆さんに都度、アドバイスを頂きながら支援にあたっています。そういった中で、昨年の夏、大阪、日本ライトハウスにて視覚障がい者基礎講習に参加させていただいたことは私にとって大変意義のある機会でした。視覚障がい者を支える福祉制度や福祉用具について、屋内外での手引き誘導方法等、視覚障がい者に関するあらゆる事柄を実践を交えて学び、より一層、視覚障がいとその当事者の方々を支える本当の支援の意味と奥深さを知ることとなりました。養護でのお仕事は、利用者の方への自身の言動や行動一つ一つがその方々の生活に直結する責任ある仕事だと思います。人対人として関わり合い、その利用者の方がその方らしく生活できるよう、寄り添った支援に取り組んでいきたいと考えています。
この職種の仕事を通して将来どのような人になりたいですか
まずは今現在、私が従事させていただいているマザー園の利用者の方々の支援に日々取り組みながら、現場での経験や知識を身に付けていきたいと思っています。利用者の皆さんに沢山のことを教わる中で、自分自身も人として成長していければと思っています。
まとめ
転職組のインタビューはいかがでしたでしょうか。
福祉の仕事の奥深さに直面しながらも、同時にやりがいや楽しみも感じているようですね。
Kさんのコメントでもありましたが、福祉というのは、様々な価値観を持った人と関わることで自分自身も成長できる分野とも言えます。
そんな素敵な魅力を持った福祉の業界。
もしご興味がある方がみえましたら、一度その世界、覗いてみては。
それでは、次回の記事もお楽しみに~
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