施設名称変更のお知らせ「名古屋ライトハウス 情報文化センター」news
名古屋盲人情報文化センターは、昭和35年(1960年)5月3日に名古屋市東区の布池カトリック教会内に故岩山光男氏により「あけの星声の図書館」として創設し、今年60周年を迎えました。これを機に、10月1日より施設名称を「名古屋ライトハウス 名古屋盲人情報文化センター」から「名古屋ライトハウス 情報文化センター」へと変更いたします。これまでと変わらぬご支援の程お願いいたします。
名称変更の目的
これまで施設名に使用してきた盲人の「盲」は、「盲界」「愛盲」「盲学校」と視覚障害者の間では愛着を持って使われてきましたが、「盲」という漢字の訓読みは「めくら」という差別用語となり、近年、使われなくなってきています。この言葉に抵抗のある視覚障害者は少なくなく、特に視力が低下しつつある弱視の患者をはじめ、ロービジョンケアとして当センターを紹介してくださる医療従事者にとっても、かなり抵抗感のある名称でした。
視覚障害者以外にも発達障害や上肢障害などにより活字による読書が困難な方の利用も少しずつ増えてきています。
以上のことから、「盲人」を外し、皆さまに親しまれ、わかりやすい施設名称とすることにより、一層開かれたセンターとして61年目を歩み出すことを目的としています。
新しい施設名への想い
・「情報」は、伝える・伝わってこそ価値があるものであり、届いていないところに情報を伝えていくことが情報提供施設の役割であること。
・「文化」は、利用者の生活様式全般であり、センターを中心にこれを収集し情報交換することは生活の質の向上には欠かすことはできないこと。
・これまで同様「情文」を愛称として、引き続き皆様に親しんでいただきたい。
・利用者を含め、それぞれの部署でサポートしていただいているボランティアさんや地域の方々にもコミュニティの場所として施設を活用して頂きたい。