愛盲報恩会

第16回 令和3年度 表彰者決定のご報告repayment

愛盲報恩会 第16回 令和3年度 表彰者決定のご報告

令和3年9月25日(土)に選考委員会を開催し選考いたしました。

今年度の応募は近藤正秋賞に2名、片岡好亀賞に2名、地域活動特別賞に1名のご推薦をいただきました。
関係者の皆様に心より御礼申し上げます。慎重審議の結果、次の3氏に決定いたしました。

近藤正秋賞

田中 章治 様(全日本視覚障害者協議会 副代表理事)

茂木 幹央 様(日本失明者協会 理事長) 推薦

選考理由:石川県立盲学校卒業後、函館視力障害センター厚生教官を経て、東京都よる初の点字受験に合格し、都立中央図書館に採用され、35年間に渡り公共図書館に勤務する視覚障害者職員の先達として活躍をされました。公共図書館による視覚障害者サービスの開始、国家公務員、地方公務員の点字受験の実現、一般企業での職場介助者制度の創設と制度の充実に貢献されました。長年の活動に培われた知識や経験で視覚障害者福祉増進のために更なる活躍が期待されることを評価して受賞決定となりました。

片岡好亀賞

藤井 亮輔 様(一枝のゆめ財団 専務理事)

長岡 英司 様(日本点字図書館 館長) 推薦

選考理由:筑波大学附属盲学校専攻科理療科を卒業後、中伊豆のリハビリテーションセンター勤務を経て、教員養成施設に入学して教員資格を取得。盲学校教諭を経て、筑波技術大学助教授、教授として生徒指導に当たり、2013年には「鍼灸療法の受療率に関する研究」で明治国際医療大学から博士号を授与されました。今日の理療教育界の第一人者であり、国内外で活動され、理療を視覚障害者の職業として再整備、発展させることと鍼灸マッサージ師の資質向上を目的に尽力されていることが評価されて受賞決定となりました。

地域活動特別賞

溝口 久義 様(名古屋市視覚障害者協会 厚生部長)

田中 伸明 様(名古屋市視覚障害者協会 会長) 推薦

選考理由:生来の全盲で、名古屋盲学校に入学し、治療院を経営。二人のお子さんを育て上げられ、余暇に視覚障害者と健常者の「あけぼの合唱団」で長く活動し、一時期代表を務められました。また、地元の昭和区視覚障害者福祉会では、昭和、平成、令和にわたり会計係として会活動を支えて来られました。名視協厚生部長も引き受けられ「自然に親しむ集い」の企画実施に傘寿という年齢も感じさせず尽力され、若い視覚障害者の支えとなって、高齢化社会の当事者活動の模範であることが受賞決定となりました。

贈呈式について

この度の贈呈式の開催については新型コロナウイルス感染状況を見極めつつ、年明けに実施したいと計画しておりますが、日時等は未定となっております。

※ 記載されている所属・職名等は、選考委員会 当時のものです

お問い合わせ先

〒455-0013愛知県名古屋市港区港陽1-1-65
名古屋ライトハウス 情報文化センター内
社会福祉法人 名古屋ライトハウス 愛盲報恩会 近藤正秋賞・片岡好亀賞 事務局
TEL 052-654-4521  
FAX 052-654-4526


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