愛盲報恩会

第18回 令和5年度 表彰者決定のご報告repayment

愛盲報恩会 第18回 令和5年度表彰者決定のご報告

令和5年9月9日(土)に選考委員会を開催し選考いたしました。
今年度の応募は近藤正秋賞に2名、片岡好亀賞に2名、地域活動特別賞に3名のご推薦をいただきました。関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
そして、慎重審議の結果、次の3氏に決定いたしました。

近藤正秋賞

荒川 明宏 様(株式会社ラビット社長)

長岡 雄一 様(日盲社協 理事長)推薦
選考理由:9歳の時に網膜剥離で失明。1988年日本ライトハウス職業訓練部情報処理科を卒業し、一般企業での就労を経て1999年、有限会社ラビットを設立。その後、株式会社に組織変更し、視覚障害者が使いやすい機器、用具、ソフトの開発や、自らの会社への視覚障害者の雇用を進めるなど視覚障害者の社会参加促進に意欲的に取り組んでいる。用具部会担当理事として日盲社協の運営に関わるとともにサイトワールドを運営するNPO法人の理事長を務め、サイトワールド実行委員長として、視覚障害者向けの各種機器を広く世に知らせる一方、視覚障害当事者への周知に努めるなどの活動を評価して受賞決定となりました。

片岡好亀賞

広沢 里枝子 様(瞽女唄演奏者)

肥田 隆久 様(岐阜県視覚障害者福祉協会)推薦
選考理由:網膜色素変性症により大学在学中に急速に視力低下し、絶望の淵に立つが、大学卒業後、点字図書館に勤務した経験から、結婚して長野に根を下ろした後、盲導犬を取得し活動の幅を広げていった。SBCラジオ「里枝子の窓」のパーソナリティの担当、その頃から「みえないってどんなこと」「見えなくなって見えるもの」をテーマに行った講演活動は1000回を越え、長野大学非常勤講師として「情報保障技術A(点字)」を担当して視覚障害者の情報保障について学生を指導、ピア・カウンセラーとして障害のある仲間の支援にかかわるなど、いずれの活動も20年以上になる。2014年から萱森直子氏から越後瞽女唄を習い各地で演奏活動を行っている。瞽女唄演奏者として、先輩である無数の瞽女さんたちが、厳しい人生を生き抜いて伝承し、残してくれた瞽女唄を各地で演奏し、多くの人と分かち合いたい強い思いが、今後に瞽女唄の伝承をはかることを期待し受賞決定となりました。

地域活動特別賞

溝口 廣美 様(岐阜県視覚障害者福祉協会 事務局長)

山田 智直 様(岐阜アソシア 常務理事)推薦
選考理由:治療院開業以来、視覚障害者福祉協会の会員となり、地元の協会会長、岐阜県視覚障害者福祉協会の副会長・事務局長として活動し、2020年、現職会長が急逝された際には、会組織の立て直し、岐阜市から委託されている盲人ホームの園長職を引き受けるなど、協会の持続的な活動の中核であることを評価し受賞決定となりました。

贈呈式について

この度は12/16(土)に情報文化センターにおいて実施する予定となっております。

※ 記載されている所属・職名等は、選考委員会 当時のものです

お問い合わせ先

〒455-0013 愛知県名古屋市港区港陽1-1-65
名古屋ライトハウス 情報文化センター内
社会福祉法人 名古屋ライトハウス 愛盲報恩会 近藤正秋賞・片岡好亀賞 事務局
TEL:052-654-4521  
FAX:052-654-4526


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