第19回 令和6年度 表彰者決定のご報告repayment
愛盲報恩会 第19回 令和6年度表彰者決定のご報告
令和6年9月28日(土)に選考委員会を開催し選考いたしました。
今年度の応募は近藤正秋賞に1名、片岡好亀賞に2名、地域活動特別賞に1名のご推薦をいただきました。関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
そして、慎重審議の結果、次の3氏に決定いたしました。
近藤正秋賞
佐木 理人 様(毎日新聞社 点字毎日記者)
茂木 幹央 様(日本失明者協会理事長) 推薦
選考理由:筑波大学附属盲学校から神戸市外国語大学、同大学院修士課程を修了し、ピア・カウンセラー、非常勤講師を経て2005年に毎日新聞社点字毎日部に特別勤務員として入職し3年後に正社員として採用され、点字毎日記者として自身の体験をもとに共生社会の実現に向けて発言するとともに論説委員としても執筆している。大学在学中に駅ホームから転落した経験から「視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会」「ホーム転落をなくす会」を通して転落事故を防止する活動を展開している。点字毎日記者、毎日新聞論説委員としての存在はジャーナリストを目指す後輩たちの大きな目標となっていることを評価して受賞決定となりました。
片岡好亀賞
本間 律子 様(聖明福祉協会 会長秘書)
茂木 幹央 様(日本失明者協会 理事長) 推薦
選考理由:メラニン色素欠乏症の弱視として生まれ、大学に学んだ後ほどなくして結婚、子育てをしながら、岡山県立大学大学院、関西学院大学大学院での研究で「人間福祉博士」を取得。博士課程では日本ライトハウスの岩橋武夫を研究。また、日本最初の盲老人ホーム慈母園、盲人専用の老人ホーム聖明園の設立課程を研究した。聖明園の研究が縁で2016年、曙荘副園長兼主任生活相談員として入職、その際、理事長である本間昭雄氏の養女となられ、現在は会長秘書兼相談員として活動している。入職後も点字ブロックの誕生過程、日盲社協の「70年の歩み」をまとめるなど、研究者の立場、福祉施設現場の立場から、過去と現在の状況を明らかにし、視覚障害者福祉の向上に大きく貢献されている活動を評価して受賞決定となりました。
地域活動特別賞
平野 祐子 様(名古屋市視覚障害者協会 監査役)
田中 伸明 様(名古屋市視覚障害者協会会長) 推薦
選考理由:2002年に緑内障の診断を受けるとともに患者会のホームページを立ち上げ、視野障害の進行のためピアノ教室を閉鎖、盲学校に入学して診断から5年後に三療の資格を取得、治療院勤務後に自身の治療院を開設するとともにNPO法人を立ち上げ三療の技術向上の場を設立した。2017年から名視協役員として、あはき業の経営者として多くの視覚障害者の職業と老後の安定に向けた活動に取り組んでいることを評価して受賞決定となりました。
贈呈式について
11/16(土)に情報文化センターにおいて実施する予定となっております。
※ 記載されている所属・職名等は、選考委員会 当時のものです
お問い合わせ先
〒455-0013 愛知県名古屋市港区港陽1-1-65
名古屋ライトハウス 情報文化センター内
社会福祉法人 名古屋ライトハウス 愛盲報恩会 近藤正秋賞・片岡好亀賞 事務局
TEL:052-654-4521
FAX:052-654-4526